Ameba Ownd 渋谷昌孝=zxcvbnm1972
Ameba Ownd (渋谷昌孝)
何も分からなくても前に進める。一般的な思考習慣では理解から次の理解へと順次運ばれる。理解が判断の基準になっている。果たしてこれは正しいのか?単なる思考習慣に過ぎないのではないか。人生は未知の闇の中を歩くようなもの。人間の認知にしても穴ぼこ…
その母親は片手に乳児、もう片方に捨てるはずの手紙を持っていた。だが、ごみ箱に落とされたのは乳児の方だった。はっと意識がはっきりすると、驚いたことに「これでいいのだ」と誰にも聞こえない声で独りごちた。そうしてくしゃくしゃの手紙を広げてみる。…
濃度というものがある。肝心な部分とそうでない部分がある。資源とエネルギーは限られている。ならば力を集中投下するところとそうではないところに分離したほうがいい。分散は抑制のないばら撒きであり、集中の対極にある。方向を固めずしてその方向には進…
私は機械ではないし、歯車でもない。機械と競争なんかしない。「しない」という人も実際はコンピュータと共存しつつ、電脳社会に呑み込まれながら透明の罠にとらえられている。身動きが自由にならない。ネットという蜘蛛の巣に捕まっている。だから言葉にな…
労働力は商品にその姿を変えるが、仕事の見返りは商品の死、すなわち消費によってでしかない。消費とは欲求を満たすものでなくてはならず、有益で役に立つものである必要がある。この方向を無視した仕事はどんなものであれ商品の死である消費に結びつかない…
「おまえ、ちゃんと読んでいるのか?」「はい」「見当外れにも程がある」「ほんとうに読んでいるのか、と訊いているのだ」「はい。行間を読んでおりますんで…」「何が書いてある?」「虚でございます」「嘘だ!そこには何も書かれておらんぞ」「浮世は嘘にま…
=陶酔的歓喜もしくは残念ながら狂気…
人類共通のユニホームをつくりたい!裸ではなくて。魚みたいなユニホームを考える。ぴったりとしていて着ている感覚がない。おなじ外見の人ばかり。それは自由に軽々と湾曲する液晶画面のつながり。区別はハードであるユニホームにあるのではなく白紙の上に…
人生の一般道を歩く性分ではない。それ故に悩みは深い。だが、幸いなことに世の中は大きく変わろうとする矢先である。基盤である大地は静かに、しかし急速に動いている!社会構造と人類の心性も徐々に変わってゆく。既存の権威が崩れ去り、その欠如を新しい…
ピアノを練習する理由は簡単だ。ピアノの才能がゼロかそれ以上(マイナス)であることをよく了解しているからに過ぎない。落ちたものは拾う。沈んでいるものは這い上がろうと必死になる。くだらぬこだわりであることも重々承知している。しかし、論理では分か…
理解力があるのはいいことのように思える。しかし、慣習と常識にどっぷり浸かっているからこそ理解が容易になるともいえる。単純に理解するということは反面、疑問をもたないからそれが可能なのだ。理解の容易さは、深淵な思考と対照的である。疑問を持たず…
容易に理解できることに大した意味はない。大切なのは、いまだ理解の及ばない未知なる意味を見いだすために労力を費やすことなのだ。容易な仕事を単調に繰り返しても仕方あるまい。また流行や話題にいちいち振り回されていては、一貫した方向が定まらないま…
スマートフォンを見つめている人は、光を見ているのではない。闇を見つめているのだ。欲望を検索すると次の欲望が際限なく画面に現れる。すべてがスマートフォンの中に完結している。生身の肉体はどんどん痩せ細り、精神は欲望の終わりを画面の中に探しだそ…
人間とは自然とちょっとズレている分のエネルギーを考えることに費やしている生き物と定義できる。
低賃金時代にはシェア社会が浸透すことが望ましい。所有にこだわらずシェアできるものはすべてシェアすることで費用をかけずに生活することができる。またシェア社会が普通になることで競争が起きリース料金の押しさげに寄与するかもしれない。そもそも住宅…
地球を暖めるか冷やすかは人間を基準とした場合の話。
夜!太陽の沈黙!
重い頭を足で転がしながら歩く。重力に完敗してしまって…足で頭を蹴りながら考えるのになれてしまって…頭もそれが心地がいいらしいから。暗黙の了承を得て…ゴロゴロ地面の上で頭を転がしている。幸い丸いので転がすのは苦にならない。いっそのこと山の頂から…
大きな犠牲を払ってなされた仕事に学ぶ。そこには凝縮された労力が缶詰になっているから。
音楽が頭の中によいものを溶け込ませる。
太陽の優しさがなかったならば、上着は脱がなかっただろう。
明日は全国的に拍手が降るでしょう。
暑い夏を売却して、爽やかな秋を購入した。
目的地が絶えず名前を変えるので、その度にわたしは路線を変更することを強いられる。せっかく長い道のりを経たのに、目的地の大幅な変更に伴い、同じ道を引き返すこともしばしばだ。頭がいったん決定した後も変更はなんの前触れもなく履行される。しかし不…
彼女が嫌いになった。理由?「それは鼻」鼻がどうした?「鼻が大胆になった」多少の主張は許せばいいではないか?「いや、鼻はじっとしているものだ。鼻がでしゃばるなんて、あってはならない」大目に見ろよ。鼻だって存在だ。「だめだ、大人しくしているも…
「明日の天気予報は曇りだって?」「やめてもらいたいね」「曇ってよく見えないんだよ」「こころがね」
毎日、地上で溺れている。昨日も溺れたまま踠き苦しんでいた。呼吸するのもやっと。そして明日も同様に溺れるであろう。いったい、どうしたら泳げるようになるのだろうか?魚のように泳ぐにはどんな訓練を積めばいいのか?地上で泳げないなら、どこに行った…
歩くことから降りる。