お金はお金ではない。純粋な交換価値としてあるだけでなく、売買されお金そのものが商品として振る舞うから。

書かれたものを読むとは、楽譜を見て演奏すること。どの演奏家によるものなのか？どの読者によるものなのか？優れた読者は目で追った活字を立ち上がらせ奮い立たせる。そしてオリジナルを超える。新しい解釈者の誕生！

無意識の時間性について興味がある。意識に近づくにつれ時間の一義性が強まる。その逆は、時間がないというべきか、または時間の方向がぐにゃぐにゃになっているのではないか。没頭や集中や陶酔時には、この両義性とも複雑とも混沌とも無時間ともいえる世界…

発見が他者からの声だとすれば、進歩とは夢想的に跳躍することではなく、いまいる場を下に向かって深く掘ることである。

推敲を丁寧になんどもなんども遂行しようと試みて失敗する。