集中あるいは取捨選択

濃度というものがある。肝心な部分とそうでない部分がある。資源とエネルギーは限られている。ならば力を集中投下するところとそうではないところに分離したほうがいい。分散は抑制のないばら撒きであり、集中の対極にある。方向を固めずしてその方向には進めない。一貫性を保つためには、限られた資源を一点に集める必要がある。時間は非情にも待ってはくれない。四つある。一つは自分のどこに集中するか。二つは、世界認識の限度を確定すること。三つは自分と他者のどの部分に重点を置くか。四つは、以上の三つの関係性に限界を設けること。成すためには限度をあらかじめ決めておかなければならない。