タイム!

時間が、万人に等しく流れているとはとても思えない。私にとって、時間は光速よりも速い。時間の方を極度に凝視しているからか?まるで時間が主人で、私は時間の僕のようだ。直線的に、密度を一定に保ち進むという一般の時間の概念はおそらく誤りだろう。普遍的な時間なんてありはせず、時間は一個の人間に於いてのみ存在しかつ完結しているとの見方もできる。勤勉とは、時間の量的な限界を前提にしている言葉であり習慣という言葉も同様。時間のこのような固定観念はちょっと怪しい。速度があり密度も濃淡がバラバラであるのが時間の本性であるかもしれない。科学的な時間の定義を信じるのは、我々が科学的な世界(科学の比重の多い世界)に住んでいるからに他ならない。自分がどんな世界に住んでいるかは、その世界が終わってみないと分からない。自分の位置は遡及的に確定される。死んだのちにの評価が正しい。