手抜きをしない

真面目に一生懸命にやっているが、それが無意味になる可能性がある。仕事は世の趨勢によって価値を変えるから。時代の空気に適応する努力は必要不可欠である。環境が悪くなれば、悪いなりに適応することが、時には有効になる。悲観しても仕方がない。そうなってしまったのなら、一旦、自らの正義にはやる心を保留にする方が賢明。悪に迎合するのは良くないが、権力がないのに批判ばかりに終始しても発展がない。然るべき時に備える方にエネルギーを傾けるべき。見栄を張ったり体裁を考えるのに意味はない。そこそこ実力が身についた時点で大きなことをやっと言える。それまでは沈黙を保つ。他人にどう思われようが、信じたことに専心すればいい。日本に住んで安心していると、10年もすればとんでもないことになっている筈だ。世界の動きは想像を絶する勢いであるから。いま危機感を感じていない人は普通ではない。不安を感じていて当然と思える。むしろ不安によって変わろうと真剣になる。自己に限っては手抜きをしない。(2018,7/23)