仮説としての移行する魂

魂は家族単位の中で循環し、トレードオフの関係にあるらしい。つまり、家族の総量は一定であるが、ときに一人に魂の量が集中することがある(必ずしも家族全体のバランスが保たれている訳ではない)。残された家族の魂はあたかも何者かに抜き取られたかのように脱け殻状態になる。また病気も家族の範囲内で循環する。病気を貰ったり逆に移すことで、既存の病気が消滅したり、新しく罹患したりする。風邪を他人に移すと治るという俗説はあながち間違っていない。元気なども貰ったり奪取されたりする。これらは魂のエネルギーの形を変えたものと考えられる。そして人から人へと伝染する。個人的な体験と観察をもとに導きだした仮説である。家族内でさまざまなエネルギーが形を変えながら流動している。ただし、一家族で完結しているとは思えないが、どうやら個人の心が家族と共有されているようなのだ。