顧客主義と貢献主義

稼ぐ原則は、求められているものを充たすことだ。欲望を満足させたり、不満を解決することが基本的なもの。一般には必要なものの提供や足りないもの(欠如)を埋めることが仕事の本質である。つまり何らかの貢献である。しかし、熱心な努力が顧客への貢献にならない場合が多々ある。結果として売れずに収入に結びつかない。消費されなければ換金できない!日本国民は想像以上に賢く敏感な印象を受ける。これを無視してはいけない。繁盛している店と閑古鳥の鳴いている店を巡回してみるといい。ベストセラー商品とそうではないものを比較考量してみるといい。その差は歴然としている。顧客の心理を蔑ろにしている会社は依然としてある。商品やサービスに需要がなければ、そのために使用する労力は、形式的に働いているだけで実質、意味がない。働いている者は、その仕事が本当に顧客の満足に貢献しているのか再確認するべきで、ただ闇雲に働けばいいというものではない。適切かつ有効な努力をするのがいい。自分の労働がどのような道筋を辿って直接収入に結びついているのか知らないといけない。貨幣を蓄積するには、顧客にとっての貢献が貢献として、うまく機能していることが必要不可欠である。