価値の幻想

普遍的な価値というものは幻想であるように思える。価値は時間の関数であるから。価値の評価は時間と人間が行う。時間の経過により価値が動くし、人間の質によって価値は変わる。不当に低く見積もられている価値は至るところに存在しているだろう(金儲けの原理)。その逆もある。誰しも何らかの価値に無意識に固執する。だから新しい価値は、いつの時代にも奇異に映る。少なくとも常識になるまでは。