上位概念としての時間

時間に愛情を注ぐ。時間を丁寧に使う。時間を精密に使う。時間を粗野に使わない。乱暴に時間を使えば、時間も乱暴を返却してくる。あたかも骨董品のように時間に接する。繊細かつ正確に時間を扱う。時間を使うなんて傲慢な言い方で、時間をありがたく使わせて頂くという感覚。人格をもった一人の人間に接するように時間を愛する。時間に固定したイメージを持たない。一定に減っていくものと決めつけない。時間に最大限貢献していれば、時間だってそれなりの褒美をくれるであろう。時間を管理する人は多い。だが、時間は生き物だ。いつどうなるか予測不可能なもの。謙虚さが鍵を握る。時間という無生物に対して謙遜する。わたしは時間より下の地位にあると思えばいい。如何なるときも時間は尊い。時間は意外にも上位概念であるかもしれない。