わかること半分。わからないこと半分。

わかること半分。わからないこと半分。理解できることが理解できても只の自己満足。むしろ、理解できないことに親しくなる方を好む。わからないからといって無視するのではなく、「わからない」をあてもなく考えつづける。成果は期待できないかもしれない。でも、世界は広く「わからない」で構成されているといっても過言ではない。よく目標を明確にしろ、と言われるがあまり賛成できない。現在と目標を一直線で結ぶのには、どうも納得がいかない。余裕と道草にも収穫があるのだから。目標が固定されているのは錯覚で、その途上で変化する。邁進している途中で自分自身も根本から変わる。当初の自分からみた目標は最早ない。このようなわけで、わたしは不安でも試行錯誤に耐える生き方を選ぶ。危険な賭けであるが。